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<石巻―酒田道路>事業化へ国調査着手

 東北地方整備局は1日、宮城県石巻市と山形県酒田市を高規格道路で結ぶ「みちのくウエストライン」構想のうち、石巻市内の「石巻河南道路」約10キロの調査に着手すると発表した。物流や観光の活性化に期待が掛かる東北の横断軸完成に向けて大きく前進した。

 整備局によると、石巻河南道路は国道108号を高規格化する計画。昨年10月に新設された三陸自動車道石巻女川インターチェンジ(IC)周辺と石巻市西部を結ぶ案が持ち上がっている。
 整備局は有識者委員会を設置して概略ルートなどを検討する。環境影響評価を含めて調査に2、3年かかる見通し。委員会が了承後、国土交通省に新規事業化を申請する。
 みちのくウエストラインは石巻−酒田間の国道47号、108号の計約160キロを高規格化する構想。太平洋側と日本海側を最短距離で結ぶ連携軸を人間の腰(ウエスト)に見立て名付けられた。東北の大動脈になるとして、沿線の自治体や経済団体が整備促進を国に要望してきた。
 構想区間のうち新庄−酒田間約50キロは1996年、高規格区間として国の指定を受けた。このうち事業化区間は開通済みを含め30.7キロ。石巻−新庄間の高規格化が課題だった。
 石巻河南道路の調査着手について村井嘉浩宮城県知事は「石巻市内の渋滞解消や産業活性化が期待される。大変に喜ばしい」との談話を出した。東北地方整備局の川滝弘之局長は「東日本大震災からの復興に不可欠な横軸だ。しっかり調査を進めていく」と話した。


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2016年04月02日土曜日


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