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<橋野鉄鉱山>産業の礎を4カ国語で案内

高炉跡前で現地ガイドの説明を受ける見学者

 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する橋野鉄鉱山(釜石市)の冬季閉鎖期間が終了し、見学期間が始まった。世界遺産に登録された昨年度は見学者が激増。市は4カ国語対応の音声ガイド機器導入や現地ガイド増員など受け入れ態勢を強化した。

 昨年度のインフォメーションセンター入場者数は、前年度比約7倍の4万3316人に上った。センターは1日に営業を再開し、高炉跡とともに見学が可能になった。
 日本語、英語、中国語、韓国語に対応するペン型の音声ガイド機器を100個用意し、1個300円で地図と一緒に貸し出す。地図上の高炉跡などのイラストにペン先を当てると音声が流れる。
 現地ガイドを常時1人置き、土日祝日は可能な限り複数配置する。JR釜石駅発着のシャトルバスを土日祝日に1日1便運行。センターの駐車場も拡張して90台収容とした。
 市は9日、観光施設「鉄の歴史館」とのスタンプラリーを始める。今後、非公開エリアの鉄鉱石採掘場跡と運搬路跡の見学会も開く予定。
 センターには地元住民でつくる橋野町振興協議会が常駐する。菊池成夫会長(74)は「音声ガイド機器の活用で遺産への理解が深まり、価値が伝わる。見学者の満足度はより高まるはずだ」と話す。


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2016年04月03日日曜日


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