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元ベガルタ大久保選手 タイ3季目2部で挑戦

リーグ戦第2節ナコンパトム・ユナイテッド戦でシュートを放つ大久保選手=3月(チーム提供)

 サッカーJ1仙台で4季プレーしたFW大久保剛志選手(29)=宮城県岩沼市出身=が、タイ・ディビジョン1リーグ(2部)のPTTラヨーンでプロ12年目のシーズンを迎えている。同国でのプレーは3季目。ベテランと呼ばれる30歳を前に「1部昇格の原動力になりたい」と決意を語る。
 昨季までの2年間、1部に当たるプレミアリーグのバンコク・グラスに所属。1年目は公式戦41試合に出場し13得点を挙げた。持ち前の得点感覚でカップ戦優勝に大きく貢献した。
 結果が全てのプロの世界。特に外国籍選手には厳しい視線が注がれる。2季目は23試合で4得点。監督交代による選手起用方針の変更や相次ぐけがで、シーズン終了後に自由契約となった。
 今季は複数のオファーの中から、2部でのプレーを選んだ。「必要とされるクラブでプレーする」とカテゴリーは意に介さない。リーグ戦が始まり、チームは3月末時点で3勝2敗。16チーム中5位と昇格圏(3位以上)をうかがう。
 「前線から守備をしつつ、少ない好機を確実にものにする」。ストライカーとしての持ち味を生かし、昇格と個人タイトル奪取を目標に掲げる。
 異国にあっても東日本大震災の被災地である古里が脳裏を離れない。昨年12月、岩沼市陸上競技場で古巣の日本フットボールリーグ(JFL)ソニー仙台の選手らとサッカー教室を開催した。1泊2日の強行軍だったが、約150人の小学生らが笑顔でボールを追う姿に「心の復興」を感じたという。
 Jリーグのチームから毎年、獲得の打診がある。「今は帰るタイミングではない。もう一度タイトルを取り、自分自身が納得した上で意中のチームからのオファーを待ちたい」と話す。


2016年04月04日月曜日


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