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賢治ゆかりの旧砕石工場 修理完了し再公開

公開を再開した旧東北砕石工場の坑道内部=3日

 岩手県一関市東山町の「石と賢治のミュージアム」は3日、補修工事のため昨年9月に公開を中断した旧東北砕石工場を約7カ月ぶりに一般開放した。晩年に工場の技師を務めた宮沢賢治がことし生誕120周年を迎えるのに合わせた。
 東日本大震災で亀裂が入った建屋内部の石積みの壁の応急修理が完了した。市は年内に本格的な耐震補強工事に入る予定で、それまでの暫定公開となる。建屋から通じる奥行き約60メートルの坑道も見学できるようになった。
 工場は1924年に稼働し、78年まで石灰岩を採掘した。96年、産業近代化遺産として国の有形文化財に登録された。
 鉱物に精通していた賢治は技師就任後、度重なる冷害に苦しむ農村を救おうと、土壌改良に必要な石灰肥料の販路拡大に努めた。こうした経験を基に童話「グスコーブドリの伝記」を創作したと伝わる。
 月曜休館。連絡先は0191(47)3655。


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2016年04月05日火曜日


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