福島のニュース

<福島第1>地中が零下に 凍土壁作業順調

地中温度などを表示するモニターを説明する関係者(代表撮影)

 経済産業省と東京電力は4日、福島第1原発1〜4号機の地下に氷の壁「凍土遮水壁」を造る凍結プラントを報道関係者に公開した。地下水流入を抑制するプラントの公開は3月31日の凍結開始後初めて。
 冷却剤の温度などを調整する制御室のモニターには、地中の温度が一部で零下に下がっている様子が映し出され、凍結が今のところ順調に進んでいる状況が示された。東電の担当者は「安定運転に移行しつつある」と説明した。
 凍土壁は1〜4号機の周囲約1.5キロに打ち込んだ凍結管(長さ30メートル)にマイナス30度の冷却剤を循環させる。氷の壁が全て完成すれば、建屋に流入する地下水が1日150トンから50トンに減る見通し。
 資源エネルギー庁の木野正登汚染水対策官は「建屋内外の水位差をしっかり管理し、慎重に運用するのが大事だ」と語った。
 この日は高木陽介経済産業副大臣が現場を視察。外洋に面していた排水口を港湾内に付け替える工事が3月28日に完了した「K排水路」も初めて報道関係者に公開された。


2016年04月05日火曜日


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