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<集団移転>防災調整池で太陽光発電

太陽光発電設備が設置されるあおい地区の防災調整池

 宮城県東松島市の防災集団移転団地の防災調整池4カ所に太陽光発電設備を整備する事業が始まり、5日、現地で起工式があった。防災調整池での太陽光発電は県内初の取り組みで、災害時に団地内で電源を確保できるほか、市内のエネルギー自給率向上を図る。完成は2017年3月の予定。
 設置する防災調整池は、あおい(東矢本駅北)地区の2カ所と、矢本西団地と牛網団地の各1カ所。池の底面に鋼管を立て、池の計画水位より上部に光パネルを据え付ける。
 出力は350〜188キロワットで4カ所合計で約1090キロワット。年間発電量は4カ所計で一般家庭約450世帯分を見込む。
 事業は全国で太陽光発電事業を展開する橋本道路(東松島市)が担う。通常は電力を東北電力に販売し、災害時は各団地に電力を供給。市は橋本道路から借地料と固定資産税を受ける。
 起工式では市と橋本道路が、災害時における市の太陽光発電設備利用について覚書を締結した。
 阿部秀保市長は「震災で独立分散型の電源の必要性を感じた。地域で作ったエネルギーをまちづくりに活用するのがわれわれの使命だ」と述べ、橋本孝一社長は「震災の経験を生かし、何かあっても電気が使えるという状況を現実化させる」と語った。


2016年04月06日水曜日


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