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<エープレミアム>共同物流 香港向け好調

 青森県は5日、ヤマト運輸東北支社(仙台市)と2015年度に本格展開を始めた総合流通プラットフォームによる輸送サービス「A!Premium(エープレミアム)」の初年度利用実績が、当初目標の3.5倍となる3532個に上ったと発表した。
 エープレミアムは、同社の輸送網を活用し、農林水産品を小口混載することでコストを抑え、最短で翌日午前に西日本や東、東南アジアなどへ納品するサービス。鮮魚や貝類など鮮度が重要な水産品が利用数の約87%を占めた。
 納品先は海外向けが約65%で、香港が大半を占めた。通関、検疫が比較的緩やかで、刺し身など生鮮品を好む地域性が好調な実績につながったとみられる。
 一方で、国内向けは当初ターゲットとしていた西日本との取引が低迷。通常の宅配便でも翌日中に届く関東向けが半数以上だった。利用契約している88社の半数はサービスを利用しておらず、活用策を提案して底上げを図る。
 県は本年度、販路拡大に向けた体制を強化した。庁内に「ロジスティクス推進グループ」を新設し、11日には大阪市に県職員とヤマト運輸社員が常駐する「西日本展開拠点」を開設する。国内外の商談会や見本市への出展を継続するほか、商品の詰め合わせに応じるなどサービスを拡充する。
 三村申吾知事は「青森の農林水産品を印象づける取り組み。実績を重ねて、さらに一歩を進めたい」と期待感を示した。


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2016年04月06日水曜日


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