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津波全壊から5年 汚水処理施設が再建、稼働

 東日本大震災で全壊した仙台市南蒲生浄化センター(仙台市宮城野区)の汚水処理施設が再建され今月、本格稼働を始めた。6日に報道関係者に公開された。
 汚水処理施設は震災級の津波に耐えられるよう、従来より7メートル以上かさ上げした。太陽光、小水力の両発電装置を設置し、電源喪失にも備えた。
 地下に沈殿池や汚水分解タンクを設けて多層化したほか、送水ポンプは電磁力で軸を浮上させ、機械音が少ないローターを使用。最新設備の導入で小型化が図られ、施設面積は従来の約半分となった。約560億円の再建費用は、国がほぼ全額を負担した。
 従来と同様に微生物を活用した汚水分解方式で市内の汚水の7割を処理する。2系統あり、うち1系統は昨年11月に処理を開始。処理能力は震災前と同じ1日当たり43万3000立方メートルで、処理水は海に流す。
 加藤公優(きみまさ)所長は「市民の皆さんに5年間ご心配をお掛けした。安定運営を心掛け、環境負荷をできるだけ抑えたい」と語った。


2016年04月07日木曜日


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