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達郎、宝塚、陽水…ギネス認定ホール公演続々

有名ミュージシャンらの公演が相次いでいる南陽市文化会館の大ホール

 昨年10月に開館した山形県南陽市の市文化会館で、ビッグネームの公演が相次いでいる。人口約3万2000の地方都市に立つ文化施設。ことし1月には「最大の木造コンサートホール」としてギネス世界記録に認定され、視察ラッシュも続いている。
 山下達郎や宝塚歌劇団、井上陽水…。一流アーティストらのコンサートや舞台が大ホール(1403席)で計7回あった。
 ご当地施設として一部を市民に先行販売したチケットは全て完売した。14軒ある地元の赤湯温泉宿泊施設はほぼ満室状態で、周辺地域に経済効果が及ぶ。
 「プロモーターと連携し、常に情報収集に努めている」。文化会館の佐藤秀之運営係長はこう話し、「事業実績がなく、試行錯誤でなんとかここまできた」と振り返る。
 ハード、ソフト両面がうまく機能している背景には、坂本龍一さんら音楽関係者7人による専門委員の存在がある。音響設備の配置や廊下、搬入口の大きさといった細かなアドバイスが生かされている。
 通常は市民がサークル活動や育児、会議などでほぼ連日使っている。
 「興行は確かにうまくいっているが、目標はあくまで市民が気軽に利用できる施設づくり」と佐藤係長。より良い運営に向け、利用者アンケートの結果を活用しているという。
 全国初の大型木造耐火文化施設は市役所の隣接地にある。地上3階、地下1階で延べ床面積は5900平方メートル。開館前から評判を呼び、この2年半で視察者は全国から延べ8500人に達した。
 本年度は平原綾香やミスターチルドレン、一青窈(ひととよう)ら、コンサートやミュージカル、舞台の計30公演が予定されている。
 文化会館建設の総事業費は66億8000万円。本年度は運営費などとして9700万円を計上している。


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2016年04月07日木曜日


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