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農業景況3年ぶり改善 15年・東北

 日本政策金融公庫仙台支店がまとめた2015年の農業景況調査で、東北の景況動向指数(DI)が前年比65.5ポイント改善の12.2となった。プラスになるのは3年ぶり。米価の回復や原油価格の下落で燃料代が抑えられたことが主な要因。
 経営部門別のDIは表の通り。露地野菜、果樹、施設花き、キノコ、酪農、肉用牛、採卵鶏の7部門は1996年の調査開始以来、最高となった。
 稲作は14年の米価下落から一転して価格が持ち直し、前年比77.4ポイント上昇の大幅改善。暖房費が節約できた施設花きは73.8ポイントアップの22.2、キノコも55.8ポイント改善の30.8だった。
 高水準が続いていた配合飼料価格がやや落ち着き、畜産関係の収支が改善。酪農は68.9ポイント上昇の26.3、肉用牛は53.1ポイント上昇の47.8、採卵鶏は24.7ポイント上昇の71.4だった。
 養豚は豚流行性下痢(PED)の発生減少などで国内生産量が回復したことなどから販売価格が下落。26.1ポイントダウンした。
 16年の先行きは慎重な見方が多く11.1ポイント下落の1.1。仙台支店の担当者は「米価の高値は続かないとみる農家が少なくない。飼料価格は依然高く、コスト高の不安を抱える畜産農家は多い」と説明する。
 調査は1月、日本公庫が融資する東北の3234の個人・団体にアンケートを送付。回答率は36.3%だった。


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2016年04月07日木曜日


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