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新入社員研修で南三陸の漁業者を支援

ワカメの塩蔵作業に取り組む新入社員=7日

◎NECネッツエスアイ 5年連続

 情報通信業のNECネッツエスアイ(東京)は7日、東日本大震災で大きな被害が出た南三陸町で新入社員研修を行った。震災から5年がたちボランティアが減る中、入社したばかりの130人が漁業支援に取り組み、被災地の課題を学んだ。
 同社が復興支援を兼ねた新人研修を同町で実施するのは2012年から5年連続。研修は6〜8日の日程で、7日は町内4カ所に分かれて作業に当たった。
 戸倉地区の津の宮漁港では、ワカメの塩蔵作業や、養殖いかだの重りに使う砂袋づくりを手伝った。入谷地区では、地元の婆(ばば)山に花木を植える花見山プロジェクトに協力して植樹した。
 研修に参加した芦田貴大さん(24)は「被災地では人手が足りないと聞く。少しでも人の役に立てればうれしい」と感想。佐野史夏さん(22)は「住民の一つ一つの言葉が温かい。また訪れたい」と話した。
 同町戸倉の漁師佐々木正喜さん(55)は「被災漁師の共同事業が終わり、個人で自立しなければならない時期。支援を続けてもらい助かっている」と話した。
 同社はボランティアをつなぐ町の「南三陸応縁団」に登録し、東北の物産を集めた復興マルシェを東京で開くなどしている。


2016年04月08日金曜日


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