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<大槌学園>小中一貫で教育復興 初の入学式

入学式後の写真撮影でおどける新入生たち

 学校教育法改正で本年度制度化された小中一貫校の「義務教育学校」に、岩手県内で唯一移行した大槌町の大槌学園で7日、入学式があった。晴れ姿の新入生60人が、先輩たちの温かい歓迎を受け、学校生活の一歩を踏み出した。

 義務教育学校は小中教育に一体的に取り組み、課程も自由に編成できる。同学園は学年の区切りを「4.3.2」とし、5年生から一部に教科担任制を導入。きめ細かく学習到達度を把握し、中学進学前後の学力を強化する。町独自の復興教育「ふるさと科」にも力を入れる。
 式では、大森厚志学園長が「元気よくあいさつし、ご飯をしっかり食べ、交通事故に気を付けてください」と式辞を述べた。
 中條蓮君(6)は「友達とサッカーをして遊びたい」と笑顔を見せた。佐々木心美さん(6)は「勉強を頑張りたい」と話した。
 同学園は昨年度、4小学校を統合した大槌小と大槌中が一体化。いずれの小中学校も東日本大震災で校舎が損壊しており、小中別の仮設校舎で学ぶ。ことし9月、一体型の新校舎が完成する予定。児童生徒635人の多くは、仮設住宅団地などを回る14本のスクールバスで通う。
 東北ではほかに萩野学園(新庄市)が義務教育学校になった。同町の吉里吉里学園は移行せずに小中一貫教育を続ける。


2016年04月08日金曜日


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