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<秋田工場火災>林業復権の途中に…衝撃

 秋田市向浜1丁目の秋田プライウッド向浜工場で起きた火災は、秋田県の林業関係者に衝撃を与えた。近年、生産量を拡大する県内林業の原動力が同社を筆頭とする合板メーカーだからだ。焼けた2工場は営林業者にとって県内最大の原木供給先で、関係者は「復旧には時間がかかるだろう。林業が復権してきたところだったのに」と影響を懸念する。
 秋田プライウッドは合板大手セイホクのグループ企業の中核に位置づけられ、向浜第1、第2と男鹿の3工場で建材用などの合板を製造している。県林業木材産業課によると、昨年の県内の原木生産量は約122万立方メートル。うち約2割が向浜の2工場で使われた。
 県内の原木生産量はスギを合板に使う動きが広がったことから急伸した。2013年は合板向けの原木生産量が全体の半分近くを占めるまでになった。
 県トップの原木販売量を誇る県森林組合連合会(秋田市)は昨年度、秋田プライウッドの3工場に13万立方メートルを納入した。安田浩参事は「間伐材も含まれるため森林整備が進んだ。同社が果たす役割は大きく、早期復旧を願う」と話した。


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2016年04月08日金曜日


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