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<福島第1>廃炉へ過酷作業 癒やしの桜

満開を迎えた福島第1原発構内の桜並木。周囲には汚染水タンクが並ぶ=7日午後2時ごろ

 廃炉作業が続く東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、構内の桜が満開になった。事故から6度目の春。7日はあいにくの雨だったが、ピンクに染まった並木の下を作業員らが行き来していた。
 桜並木は正面ゲートから北に約500メートルの構内通路を彩る。廃炉作業に伴い周辺の桜は多くが伐採され、今は400本ほどが残る。
 1号機が1971年に営業運転を始めて約10年の節目に、東電OBらが植樹したのがきっかけという。以来、継続的に植えられたソメイヨシノなどは事故前、構内全体で約1200本に上った。地元住民らを招き、花見会も開かれていた。
 東電は桜並木を維持する予定。広報担当者は「事故直後も桜は咲いていた。厳しい業務が続く作業員の癒やしになれば」と話した。(写真部・川村公俊)


2016年04月08日金曜日


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