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<学習支援>平川、黒石市でも実施へ

 一人親や生活困窮世帯の児童生徒に学習支援の場を提供しようと、青森県は本年度、2015年度に続き「こどもサポートゼミ」に取り組む。対象は平川市など県内14市町村の小学4〜6年生と中学生。NPO団体に委託し原則月2回、元教員らが夜間に約2時間、無料で勉強を教える。
 異なる学年が一緒に学ぶためテキストはなく、児童生徒が自ら学びたい教科を教える自習形式だ。保護者の負担軽減のため自宅近くまで送迎するほか、軽食も提供。本年度はタブレット端末を活用したネット学習も新たに導入する。
 15年度は7月以降、五所川原、十和田両市や板柳町など計16市町村で実施。計88人が参加した。保護者からは「勉強する習慣が身に付いた」などと好評だったという。
 本年度は予算約1900万円を投じ、15年度に実施した12町村に加え、新たに平川、黒石両市で5月下旬から始める。夏休み中は開催を増やし週1回程度にする。
 県内の生活保護世帯の大学・専修学校への進学率は19.5%(13年度)。全国の保護世帯の平均32.9%を大きく下回る。県こどもみらい課は「学びの場を設けることで、学習意欲の向上や貧困の連鎖解消につなげたい」と説明する。
 県内では弘前、八戸両市も同様の学習支援を独自に実施している。弘前市の担当者は「年齢が近い大学生が教えるため、子どもが将来を考える相談相手にもなっている」と話した。


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2016年04月09日土曜日


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