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山村留学 学校と地域一丸で支援

山村留学で仲間入りした高橋君(左)と松永さん(後列中央)

 山村留学の受け入れに取り組む宮城県丸森町耕野小に新年度、関東地方の6年生2人が加わった。学校とともに地元の住民自治組織が留学生を支援。少子高齢化に東京電力福島第1原発事故の影響が相まって児童減少が続く中、学校と地域が一丸となって活性化を目指す。
 仲間入りしたのは、群馬県太田市の高橋健太君(11)と埼玉県熊谷市の松永凛佳さん(11)。8日にあった入学式では、在校生と一緒に新入生2人を迎え入れ、「BELIEVE(ビリーブ)」を合唱した。
 高橋君は「家が多い群馬と違い、静かでのんびりしている。心を強くしたい」と話す。松永さんも「干し柿作りなど、埼玉ではできないことを体験したい」と目を輝かせる。
 耕野地区は新規就農者の入植が盛んだったが、原発事故後、子どものいる世帯が自主避難するなどして児童数が減少。2010年度に16人いた児童は、14年度に9人となった。
 減少傾向に歯止めをかけようと同校は15年度、NPO法人「全国山村留学協会」(東京)に参加した。東北唯一の加盟校で、同年8月以降、首都圏などから順次3人が転入。児童数は16年度、13人まで回復した。
 地区のまちづくりを担う耕野振興会は山村留学を全面的に支援する。同協会への参加費年5万円は、振興会が1世帯300円の寄付で約10万円を集めて捻出した。
 振興会長の宍戸睦雄さん(73)は今回、2人の留学生を里親として受け入れた。「子どもは地域の元気の源で、小学校を残したいとの思いで取り組んでいる。仲良く過ごしてほしい」と願いを込めて話した。


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2016年04月10日日曜日


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