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<参院選東北>野党共闘 既に3県

 7月10日投開票が有力視される参院選まで3カ月となった。東北6選挙区の改選6議席に対して9日現在、21人が立候補する見通し。自民党は全選挙区に公認候補を立てる。民進、共産、社民各党による野党統一候補の擁立は青森、宮城、山形で合意。岩手、秋田、福島でも共闘実現に向けた協議が進む。衆参同日選の可能性も取り沙汰され、与野党の駆け引きが熱を帯びてきた。

■青森
 4選を狙う自民現職の山崎力氏(68)に、民進新人で元衆院議員の田名部匡代氏(46)が共産の支援、社民の推薦を受け、野党統一候補として挑む。
 山崎氏は公明が推薦を決定し、三村申吾知事も応援を表明。自民による県内の国政議席の独占維持を狙う。田名部氏は旧維新を含む野党票結集を目指し、連合青森の支援も得て議席奪取を図る。幸福実現は新人の三国佑貴氏(30)。

■岩手
 生活現職の主浜了氏(66)が3選を目指し立候補するとみられる。共産は党県常任委員の新人吉田恭子氏(35)を立てるが、主浜氏が正式表明すれば取り下げる。野党統一候補として民進、社民も支援する方針。
 自民は2013年の参院選に続き、元慶大ラグビー部監督の新人田中真一氏(49)を擁立する。岩手で24年ぶりとなる参院議席の獲得を狙う。幸福実現は新人の石川幹子氏(50)。

■宮城
 改選数が2から1に減り、自民の熊谷大氏(41)と民進の桜井充氏(59)の両現職が、議席死守を懸けた戦いを繰り広げる。
 熊谷氏は、党県連に地方議員ら80人態勢の選対本部を組織。公明、日本のこころの推薦を受け、再選に挑む。桜井氏は共産、社民の推薦を取り付け、野党共闘で4選を狙う。安保関連法反対の市民団体とも連携する。幸福実現は新人の油井哲史氏(36)。

■秋田
 再選を期す自民現職の石井浩郎氏(51)に対し、民進、共産、社民が野党統一候補の擁立を模索。民進元議員の松浦大悟氏(46)を軸に、共産新人の藤本友里氏(36)との調整が進む。
 石井氏は集会や催しに積極的に顔を出し、支持を固める。野党統一候補の実現を巡っては、市民団体「あきた立憲ネット」も協議に加わり、今月中にも決定する見通しだ。幸福実現は新人の西野晃氏(39)。

■山形
 自民現職の岸宏一氏(75)が今期で引退。自民新人の元全農県本部副本部長月野薫氏(60)と、無所属で立候補する元議員舟山康江氏(49)による事実上の一騎打ちとなる見通し。
 公明は月野氏、民進と社民は舟山氏の推薦をそれぞれ決定した。共産は公認候補の擁立を取り下げ、野党統一候補として舟山氏の支援に回る方向で調整している。幸福実現は新人の城取良太氏(38)。

■福島
 改選数が2から1に減る。4選を目指す自民の岩城光英氏(66)と、3選を狙う民進の増子輝彦氏(68)の両現職が生き残りを懸けて激突する。
 2010年は約2700票差で増子氏が競り勝った。今回、岩城氏は公明、増子氏は社民の推薦を受ける。共産は党県委員の新人熊谷智氏(36)を擁立するが、野党共闘で取り下げも視野に入れる。幸福実現は新人の矢内筆勝氏(54)。


2016年04月10日日曜日


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