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<参院選宮城>1議席の攻防 2現職臨戦態勢

 7月10日の投開票が有力視される参院選で、改選数が2から1に減る宮城選挙区では、再選を目指す自民党熊谷大氏(41)と4選を狙う民進党桜井充氏(59)が現職の威信を懸けてぶつかる。1強自民の組織力に、民進は野党共闘で対抗。県内では10日、県連大会や新党発足の会合が相次ぎ、事実上の一騎打ちに向けた臨戦態勢に突入した。
 「食うか食われるかの戦い。はっきり申し上げて宮城は楽観できない」
 自民党の谷垣禎一幹事長は10日、仙台市青葉区のホテルであった党県連大会で講演し、党員ら約550人を鼓舞した。安全保障関連法廃止を軸に共産、社民との野党共闘を実現し、知名度を備える桜井氏への警戒感をあらわにした。
 大会では参院選の勝利を柱に「共産党を含めた野党との違いを訴える」と強調。選挙戦では保守票の囲い込みを念頭に、民進党の姿勢を徹底批判する方針だ。石川光次郎県連幹事長は「共産主義から日本を守る」と声を張り上げた。
 熊谷氏は目標を50万票と明言した。13年参院選でトップ当選した愛知治郎氏(46)の42万票を8万上回る。「厳しい戦いだが、何としても議席を守り抜く」と力を込めた。
 自民党県連大会の1時間半前、青葉区の別のホテルでは、旧民主党と旧維新の党の関係者約20人が集結した。民進党県連の発足を決め、岡田克也党代表のポスターを背に団結を誓った。
 旧民主党県連は3月、共産党県委員会と選挙協力を結んで以降、旧維新と社民を含む4党で合同街頭演説を展開してきた。桜井氏は「国民共闘を掲げて戦っていく」と決意を述べた。
 14年衆院選の比例東北ブロックでの得票に基づく試算では、旧民主と旧維新、共産、社民の4党に生活の党を加えた県内の獲得票は計約47万。自民、公明両党に次世代の党(当時)を加えた計約44万を上回る。
 県連代表に就いた安住淳党国対委員長(衆院宮城5区)は「共産、社民と組めば、絶対に負けない自信がある」と話し、巨大与党に力勝負を挑む構えだ。
 宮城選挙区では、幸福実現党新人油井哲史氏(36)も立候補を表明している。


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2016年04月12日火曜日


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