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<花見かき>被災後 最高の実入り

花見かきの実入りを確かめる山根さん

 岩手県宮古市赤前の堀内漁港で11日、宮古湾特産の大粒殻付きマガキ「花見かき」が初水揚げされた。産卵期に向けて栄養をたっぷり蓄えた濃厚な味わいが、宮古の味覚に春を告げた。
 花見かきは冬に水揚げされたカキから基準を超える大きさの物を選び、プランクトンの豊富な春の湾内に戻し2カ月以上育てる。殻の大きさが縦13センチ、横6センチ、厚さ3センチ以上の条件を満たすのは全体の2〜3%。
 宮古漁協津軽石牡蠣(かき)養殖組合の山根幸伸さん(59)が海から引き揚げた花見かきの殻を開けると、ぽってりとした実が詰まっていた。通常の3倍以上ある。
 山根さんは「実入りも味も東日本大震災以降で最高。花見の季節に食べに来てほしい」と話した。
 2006年に本格出荷を始め、震災後は13年に再開した。ことしは約9000個を送る予定。市内の飲食店で5月上旬まで味わえる。24日午前10時から宮古漁協の産直施設「うみのミルク」で600個を販売する。


2016年04月12日火曜日


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