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<中間貯蔵>双葉町「試験輸送」を継続

 井上信治環境副大臣は11日、東京電力福島第1原発事故で発生した除染廃棄物の中間貯蔵施設が建設される福島県双葉町と町議会に、本年度から本格輸送を実施する方針を説明した。町側は用地買収が進まない段階では「本格輸送」にならないと指摘。3月までの「試験輸送」を継続する形で、国の計画に沿った廃棄物搬入を認めた。
 井上氏はいわき市の町仮役場で町議会全員協議会に出席。終了後に「町と協議し、本年度の輸送開始の日程を決める。年度内には本格輸送に切り替わるよう努めたい」と述べた。
 環境省の計画では本年度、計15万立方メートルの廃棄物を双葉町と大熊町の一時保管場に搬入。10月にも土壌貯蔵など主要施設の建設に着手し、早ければ来年1月に一部施設を稼働させる。
 伊沢史朗町長は協議会後、本格輸送の時期について「地権者に丁寧に説明し、中間貯蔵施設の用地契約がある程度進んだ状態にならないと、認めるのは難しい」と指摘。環境省に対し、主要施設などの用地交渉の進展を促した。
 環境省は大熊町への本格輸送を今月18日に始める予定。中間貯蔵施設の用地契約は3月25日現在、予定面積約1600ヘクタールのうち1.4%の約22ヘクタールにとどまる。


2016年04月12日火曜日


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