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<仙台圏にある北海道>麦の香り 地域つなぐ

大きな仕込み釜を使った麦芽に熱を加える作業

 今からちょうど140年前の1876(明治9)年、北の大地は札幌に「開拓使麦酒醸造所」が誕生した。翌年には「冷製『札幌ビール』」を発売。サッポロビールの歴史が始まった。

◎サッポロビール仙台工場(名取市)

 名取市に工場を構えた1971年は高度成長期真っただ中。東北でもビールの需要が増えていた。人口が集積する仙台の隣接エリアで東北初進出を果たした。
 敷地面積16ヘクタールの工場には100本以上のタンクが並び、従業員80人が働く。主に「黒ラベル」「ヱビス」、第三のビール「麦とホップ」の3種類を生産し、東北6県と新潟県に出荷している。
 「ヱビスプレミアムブラック」など幅広いジャンルを取りそろえるのも仙台工場の特徴だ。
 完成したビールは早ければ10日前後で各家庭に届くが、工場に隣接するビール園では出来たてを味わえる。「新鮮だと、まろやかでおいしい」と村田真副工場長(47)もお勧め。北海道名物のジンギスカンを一緒に楽しめる。
 サッポロビール東北本部マーケティング部の小川敬副部長(50)は「北海道新幹線が開業し、東北と行き来する人が増える。北海道ゆかりの企業として二つの地域を盛り上げたい」と意気込む。

<メモ>工場内は見学できないが、ビール園と敷地内のビオトープ園は訪問可。名取市手倉田八幡310の1。JR名取駅から徒歩3分。ビール園の営業時間は午前11時半〜午後10時。連絡先はビール園022(384)9301。


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2016年04月13日水曜日


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