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青森・六ケ所の県貸し工場 翔栄と売買契約

 青森県は12日、外郭団体「21あおもり産業総合支援センター」が六ケ所村に所有する貸し工場について、センターとタッチパネル製造販売の翔栄(群馬県)が5億7240万円で売買契約を結んだことを明らかにした。貸し工場は、村内に液晶産業集積を狙った県の「クリスタルバレイ構想」の中核事業で、売却により、頓挫した構想に終止符が打たれる。
 同構想は2001年に策定。10年間で10〜15事業所の誘致と5000〜6000人の雇用創出を掲げたが、誘致企業は2社にとどまり、ともに破綻した。
 県はセンターに金融機関への返済や運営資金として約29億円を貸し付けていたが、工場売却に伴い貸付金の残額約19億2000万円は債権放棄する。
 11日付で売買契約した翔栄は、破綻企業の事業を引き継いで貸し工場で操業するカラーフィルター製造アノヴァ(六ケ所村)の親会社。昨年末、事業拡大に向け県に工場購入を申し入れていた。
 県産業立地推進課は「翔栄の事業拡大による経済効果が、トータルでは債権放棄分を上回ると判断した」と説明した。


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2016年04月13日水曜日


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