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<あけぼの>冬眠明け宿泊客待つ

廃線跡を走るあけぼの号。住民らが手を振って出迎えた

 秋田県小坂町の観光施設「小坂鉄道レールパーク」で昨年秋から宿泊施設として使っている寝台特急「あけぼの」の車両が10日、冬期間の保管場所からレールパークに移動した。22日に本格営業を始める。
 あけぼの号は10日午前、同町の旧小坂鉄道1号トンネルを出発。機関車と4両の客車がゆっくりとした速度で、2008年に廃線となった線路2.5キロを走った。
 沿線では住民ら約1000人が列車の走行を見守った。同町の無職斉藤悦子さん(76)は「子どものころは鉱山がにぎわい、汽車の音が家の中まで響いた。懐かしい」と手を振った。
 町はJRで廃車になったあけぼの号の車両を譲り受け、昨年10月に宿泊営業を始めた。営業しない冬季は車両の劣化を防ぐためトンネル内に保管していた。
 本年度はB寝台個室に加え、室内が広いA寝台個室も営業。レールパークの構内を体験乗車できる宿泊者限定のサービスも始める。
 町観光産業課の担当者は「既に約500人の予約があり、大型連休中などは満室の日もある。観光の目玉に育てたい」と話す。
 22日から土日祝日とその前日に営業する。5月9日〜6月9日は工事のため休み。連絡先は小坂鉄道レールパーク0186(25)8890。


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2016年04月13日水曜日


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