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<MRJ>訓練施設 山形と庄内空港有力

試験飛行を行うMRJ(三菱航空機提供)

 国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)のパイロット訓練施設の設置場所として、山形空港(東根市)と庄内空港(鶴岡、酒田両市)が有力になっていることが12日、関係者への取材で分かった。2018年に予定されるMRJ就航へ向け、今後、具体的な検討が進むことになる。
 関係者の話を総合すると、山形空港には日本航空、庄内空港には全日本空輸の訓練施設を整備する案が有力視されている。両空港には両社の定期便がそれぞれ就航している。
 施設には3〜4機のフライトシミュレーターが設置され、実際の飛行訓練も行われる。総事業費はそれぞれ120億円程度に上るとみられる。
 旅客機のパイロットは機種ごとに免許が異なり、MRJの操縦資格を得るには1年程度の研修訓練が必要とされる。
 両社や国土交通省などは、発生が想定される南海トラフ巨大地震に備え、日本海側を中心に候補地の選定を進めている。これまで候補地として浮上した小松空港(石川県小松市)は、航空自衛隊と共用しており、スクランブル発進時に使用できなくなるといった理由で対象から外れたという。
 訓練施設の誘致へ向け、14日には自民党の鈴木憲和(山形2区)、加藤鮎子(山形3区)両衆院議員や東根、鶴岡両市長ら地元関係者が、石井啓一国土交通相に設置を要望する。

[MRJ]三菱重工業の子会社、三菱航空機が開発した国産初のジェット旅客機。当初計画から4年遅れて、昨年11月、初飛行に成功した。全長35メートル前後で、座席は70〜90席程度。最新鋭のエンジンを搭載し、燃費は他社従来機より約2割向上した。昨年1月時点で、日本航空が32機、全日空が25機の購入契約を結んでいる。


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2016年04月13日水曜日


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