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<全町避難>浪江 変わらぬ桜並木

満開を迎えた桜並木。立ち寄った人たちは震災前のにぎわいを懐かしんだ

 東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難する福島県浪江町の請戸川沿いで、桜並木が見頃を迎えている。今月から許可なしで立ち入りができるようになり、一時帰宅した町民らが満開の下を歩く姿も見られる。
 桜並木は130本ほどのソメイヨシノで、町役場近くのサイクリングロード沿いに約1.5キロ続く。かつては「桜まつり」で花火が上がり、住民や観光客でにぎわったという。
 避難先の福島市から訪れた同町出身の女性は「出店が立ち並んでいたころが懐かしい」と話した。南相馬市から立ち寄った別の女性は「東日本大震災前は近くのデパートに行くついでに桜を見に来た。美しさはずっと変わらない」と語った。
 浪江町は帰還困難区域を除き、来年3月の避難指示解除を目指す。今月1日には国道114号沿いなどに設置していたゲートなどを撤去し、一時帰宅の住民らが行き来しやすいようにした。


2016年04月13日水曜日


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