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<参院選岩手>野党共闘始動 個別に政策協定

 夏の参院選岩手選挙区(改選数1)で野党共闘が動きだした。生活の党現職の主浜了氏(66)が13日、3選を目指して立候補する意向を示し、野党4党の県組織は主浜氏を野党統一候補とすることで合意した。4党は昨夏の知事選でも連携して現職の達増拓也氏を支援したが、このときは無投票。初の「実戦」に向け、どんな共闘カラーを打ち出すのかが鍵になる。
 同日は4党幹部の実務者協議があった。生活以外の3党が主浜氏と個別に政策協定を結ぶことで一致。主浜氏が生活公認で立っても、各党が推薦して統一候補とすることを確認した。
 政策協定は生活が示した安全保障関連法の廃止、東日本大震災からの復興推進、環太平洋連携協定(TPP)対策など10項目を土台に21日までにまとめる。
 高橋元・民進党県連代表代行は「4党共通の政策協定を求める意見はあったが、各党それぞれ事情がある。支援団体からは個別協定の方が戦いやすいとの意見があった」と説明する。
 実際、民進党を支援する連合岩手の一部には共闘に戸惑いの声がある。連合の政治活動の基本は「非自民・反共産」。民共の共同戦線に幹部の一人は「これまで相いれなかった者同士が急に連携するといっても難しい。互いに主張は曲げられない」と打ち明ける。
 共産党は政策協定を結んだ段階で、県常任委員吉田恭子氏(35)の擁立を取り下げることを決めた。菅原則勝県委員長は「政策が違いすぎては野党共闘にならない。協定は4党で可能な限り一致させたい。ここからが協議の本番」と語る。
 自民党は2013年参院選に続き、元慶大ラグビー部監督田中真一氏(49)を擁立する。工藤勝子県連幹事長は「理念も政策もかみ合わない党同士が連携できるのか疑問」と批判しつつ「自公政権の安定感を訴え、無党派層を取り込みたい」と態勢固めを進める。


2016年04月14日木曜日


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