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「かぶと虫天国」に笑い声響け ナラ林整備

「かぶと虫天国」整備予定地のナラ林を指さす加藤会長

 山形県米沢市三沢地区の住民有志でつくる「米沢昆虫ロマンの会」(加藤一博会長)が、里山を生かした「昆虫の楽園」づくりを進めている。昨年、トンボが生息しやすい池を4カ所に整備。15日にはナラ林にカブトムシを繁殖させる「かぶと虫天国」づくりに乗りだす。
 「かぶと虫天国」の整備計画は昨年、市の「まちづくりプラン大賞」の最優秀賞に選ばれた。住民所有のナラ林約3ヘクタールに、稲わらを敷いた産卵場所を設置して幼虫を育て、観察しやすいように遊歩道を設ける。
 整備には市の助成金40万円を充てる。6月完成予定で、7月下旬ごろ、東日本大震災の支援で縁のある福島県内の小学生たちを親子で現地に招き、交流する計画だ。
 近隣には小野川温泉やスキー場があり、夏には川辺でたくさんのホタルが舞う。加藤会長は「過疎化が深刻な三沢地区を、子どもたちの笑い声が聞こえるような場所にしたい。米沢市には福島からの避難者も多く、そうした被災地の子どもたちに喜んでもらえばうれしい」と話す。
 来年、カミキリムシやクワガタムシなどが餌を求めてやって来る「昆虫レストラン」をつくる計画も進む。地区内には市の「よねざわ昆虫館」もあり、新たなにぎわいが生まれそうだ。


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2016年04月14日木曜日


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