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<避難区域>山木屋地区の除染「目標通り」

 東京電力福島第1原発事故で避難区域となっている福島県川俣町山木屋地区の除染を検証する有識者委員会は、最終報告書を町に提出した。2015年末に除染をほぼ終えた農地を含め、16年末までの空間線量変化を予測した結果、年間追加被ばく線量は目標の20ミリシーベルトを下回ると結論付けた。
 昨年7月の中間報告では農地除染を考慮した線量予測はしていなかった。最終報告では、外部追加被ばく線量の推計値は年平均1.1ミリシーベルト、最大5.2ミリシーベルトとなり、「健康への影響は懸念されない」と改めて記した。
 提言として放射線防護に活用する汚染地図作成に加え、「除染廃棄物仮置き場の移転や撤去の実現」「内部被ばくの測定体制の強化」を盛り込んだ。生活圏以外の森林除染は中間報告同様、「十分考慮する必要がある」と記すにとどめた。
 町長職務代理者の伊藤智樹副町長は「除染の効果は示されたが線量測定を継続し、住民への説明と必要に応じた環境回復に引き続き取り組む」と話した。


2016年04月14日木曜日


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