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<J−REIT>東北の物件取得 過去2番目

186億4000万円で取引されたアエル=仙台市青葉区中央1丁目

 不動産投資信託「J−REIT(リート)」が2015年に取得した東北の物件数は18件、総額計602億900万円に上り、過去2番目に多かったことが、金融や不動産の専門家らでつくるアセットブレインズ仙台ネットワーク(仙台市)のまとめで分かった。青森県では初の取得事例が出た。
 県別内訳は、青森が4件(115億1700万円)、宮城が10件(計424億2200万円)、秋田1件(9億6000万円)、山形2件(計36億5000万円)、福島1件(16億6000万円)だった。
 青森の4件のうち、取得最高額は複合型ショッピングセンターのドリームタウンALi(青森市)の77億9000万円。サービス付き高齢者向け住宅のグランヒルズおがわらこ(東北町)は、ヘルスケア施設へ投資するジャパン・シニアリビング投資法人が13億6000万円で取得した。
 東北の取得最高額は仙台市青葉区の複合ビル「アエル」の186億4000万円で、ジャパンリアルエステイト投資法人が買った。
 J−REITは東京証券取引所の上場銘柄。不動産大手などが投資法人を設立し、賃料など収益を投資家への利回りに充てる。01年9月に初上場され、15年末までの取引総額は13兆9700億円。
 東北での取得件数と取得総額の推移はグラフの通り。アベノミクスの波及効果や東日本大震災からの復興需要もあり、12年以降の増加が目立つ。東北の取引額は累計で2439億5300万円となったが、全国に占める割合は1.74%にとどまる。
 アセットブレインズの佐々木正之事務局長は「医療や介護などヘルスケア関連銘柄の取引が全国で活発化し、東北に波及した。ただ東北の割合はまだまだ低く、今後の活性化が期待される」と話した。


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2016年04月14日木曜日


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