岩手のニュース

「遠野愛」お届け ギフト発売へ

カタログギフト開発に取り組む山田さん(左)と婚約者の久保田さん

 岩手県遠野市の地域おこし協力隊員として活動する山田泰平さん(25)=神奈川県藤沢市出身=が、地元特産品を集めたカタログギフトの開発に取り組んでいる。豊かな自然や郷土芸能に魅せられ、結婚を約束した女性も現れて定住を決意した。「大好きな遠野の魅力を広く発信したい」。あふれる「遠野愛」を詰め込み、全国に届けようと意気込む。
 地場産品のカタログギフト事業を展開する地元カンパニー(東京)と提携。4000円相当の商品を10品扱い、カタログには生産者らの声を載せる。10月発売を目標に商品選定を進める。
 山田さんは大学3年だった2011年5月、東日本大震災のボランティアとして初めて遠野を訪れた。何度も通ううちに人々の温かさを実感。郷土芸能「南部ばやし」にも触れ、伝統文化を脈々と守り続ける遠野に心を引かれた。
 いったんは東京の出版社に就職したが、「地域の現場で働きたい」と14年9月に遠野のNPO法人に転職。15年11月に地域おこし協力隊員になった。遠野の産品が全国で知られていないことを残念に思い、発信に取り組むことを決めた。
 婚約者の介護施設職員久保田咲子さん(23)は南部ばやしの踊り手で、祭りでの共演を機に引かれ合った。「変な人だけど行動力がある。遠野の活性化には外から来た人の力が不可欠」とギフト開発を手伝う。
 山田さんの隊員任期は17年度まで。将来は起業などの道を探り、ギフト事業も収入源の一つにする考えだ。「ギフトを通じて遠野の魅力を地元の人にも気付いてもらえるはず。まずは自分たちの結婚式の引き出物に使い、友人たちにPRする」と笑う。
 事業資金確保のため、インターネットで寄付を募っている。賛同者は1口1万円で購入予約が可能。連絡先は山田さん080(6586)0082。


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2016年04月15日金曜日


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