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「セミドライ」トマトのオリーブ漬け商品化

「ほぼ5年がかりで満足のいく商品ができた」と話す小野さん
バジル味の「セミドライトマトのオリーブオイル漬け」

 山形県最上町の農業小野貴之さん(36)が、自分の畑で栽培したトマトを使い、オリーブオイル漬けを商品化した。トマトは風味や食感を生かすため完全に乾燥させず、手間がかかる「セミドライ」の状態にして漬けたのが特徴で、全国的にも珍しいという。
 小野さんは生食用として年間11トンのトマトを生産。トマトは味に定評があり、4年前から東京や横浜市の百貨店で扱われている。
 オリーブオイル漬けは、香味料としてバジルとオレガノをそれぞれ加える2種類を用意。トマトは、酸味と甘味、うま味のバランスが良い中玉の品種カンパリを使った。
 商品化のきっかけは5年前、乾燥させたトマトを使う一般的なオリーブオイル漬けの輸入品をレストランで食べたこと。小野さんは「自分が作ったトマトでセミドライにすればフレッシュな食感が残り、さらに味が広がるはず」と考えた。
 加工で難しかったのが乾燥の工程。「個体を見極め、その具合を微妙に変えるのに苦労した」と小野さん。県農業総合研究センター(山形市)から、乾燥の程度や瓶詰め殺菌工程の助言を受けた。加工と瓶詰めは、農業生産法人和壌(山形県鮭川村)に委託した。
 パンやチーズ、ピザ、生ハムにのせたり、パスタに絡めたりして食べる。オイル自体は香味オイルとしてさまざまな料理に使えるという。
 どちらも145グラム入り。トマトが7、8個入っている。価格は1瓶1458円。連絡先は小野さん090(6626)9964。


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2016年04月15日金曜日


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