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<熊本地震>東北被災地、支援準備急ぐ

店頭に設置された募金箱にさっそく募金する親子連れ=15日午前11時30分ごろ、仙台市青葉区のウジエスーパー小田原店

 14日夜に発生した熊本地震を受け、東日本大震災で被災した東北では15日、自治体などが支援の準備に入り、住民からは現地の状況を心配する声が上がった。
 宮城県は15日午前、県庁で連絡会議を開き、要請があった場合、迅速に支援を行うことを確認した。若生正博副知事は「災害時はさまざまな支援が必要だ。万全の態勢を整えたい」と語った。仙台市も各部署で支援準備を整え、市消防局緊急消防援助隊は要請があれば、人命救助に赴く。
 宮城県をはじめ県内の被災市町村には熊本から派遣された応援職員がおり、多くが派遣元に帰郷する。熊本市から東松島市に派遣されている森中勝士さん(39)は「状況は詳しく分からない。活断層があることは知っていたがこんなに強い地震は今までなかった」と話し、熊本に向かった。
 震災や東京電力福島第1原発事故で熊本県内に避難する人も少なくない。宮城県から35人、福島県からは96人おり、両県は安否確認を進める。
 募金活動も始まった。ウジエスーパー小田原店(宮城野区)で子ども2人と募金した同区の主婦矢島早紀さん(28)は「震災では全国から助けてもらった。何か恩返しできたら」と思いを寄せた。
 宮城県在住の熊本県出身者でつくる「みやぎ熊本県人火の国会」会長の境正雄さん(66)=太白区=は「熊本では大きな地震の記憶がない。まさかという感じだ」と驚き、心配した。
 16日に宮崎市で開催予定の知事同盟サミットは中止が決定。岩手、宮城、福島各県知事が出張を取りやめた。


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2016年04月15日金曜日


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