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復興工事で時間外労働96時間 男性過労死か

 東日本大震災の復興工事で男性社員=当時(41)=に違法な長時間労働をさせたとして、大船渡労基署(岩手県大船渡市)は15日、労働基準法違反の疑いで、鉄建建設(東京)と現場所長の男性(47)を書類送検した。厚生労働省によると、復興工事に絡む長時間労働の立件は被災3県で初めて。男性は急性循環不全で今年3月に死亡し、遺族は同署に過労死の労災申請をしている。
 送検容疑は今年2月1〜29日、JR大船渡線バス高速輸送システム(BRT)の仮復旧工事で、男性を労使協定で月60時間までと定めた時間外労働を超え、96時間働かせた疑い。
 同署によると、男性は昨年8月から施工管理を担い、労働時間は自己申告制だった。鉄建建設は「管理が曖昧だった」という趣旨の説明をしているという。
 男性の妻は「日頃から休日労働が当たり前で、振り替え休日や代休はほとんどなかった」とのコメントを出した。
 国は過労死の労災認定基準の一つに、死亡直前の1カ月におおむね100時間の時間外労働をした場合との値を示している。


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2016年04月16日土曜日


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