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<熊本地震>応援職員 帰郷措置も

 熊本地震を受け、東日本大震災で被災した東北で15日、募金箱を設置するなど支援活動が始まった。被災自治体に派遣されている熊本からの応援職員らは、古里の状況に心を配った。

 岩手県に今月、熊本県から派遣されたばかりの吉居俊介さん(30)は14日夜の地震発生直後、熊本県庁の同僚らに連絡を取った。同僚らは「揺れが大きく怖い」「余震が続いている」などと伝えてきたという。吉居さんは「被害が拡大しないよう願っている」と心配そうに話した。
 応援職員を帰郷させた自治体もある。熊本市から宮城県東松島市に派遣されている森中勝士さん(39)は「状況は分からない。活断層があると知ってはいたが、こんなに強い地震はなかった」と話し、熊本に向かった。
 震災や東京電力福島第1原発事故で、東北から熊本県に避難する人も少なくない。15日夕までに福島県は46世帯96人の避難者のうち27世帯61人、宮城県は20世帯34人のうち5世帯の無事をそれぞれ確認した。
 熊本への義援金を募る動きも各地で広がる。郡山市は15日、市内19カ所に募金箱を設置。南相馬市は4カ所に募金箱を置くことを決めた。宮古市は18日に市役所などで義援金を募る。
 福島県大熊町からいわき市に避難する双葉翔陽高は交流する熊本県立翔陽高向けの募金を校内で募る。27日には市内で街頭募金を行う。サッカーJ3秋田は17日、秋田市八橋運動公園球技場で募金を呼び掛ける。
 地震の影響で16日、宮崎市で開催予定の知事同盟サミットが中止となり、岩手、宮城、福島の各県知事が出張を取りやめた。
 達増拓也岩手県知事は「震災で支援を受けた県民にとって人ごとではない」とコメントを発表。内堀雅雄福島県知事は「一日も早く元の生活を取り戻せるよう、できる限り支援したい」との談話を出した。


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2016年04月16日土曜日


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