広域のニュース

<十和田湖>遊覧船1社体制でシーズン開幕

強風の中、運航開始を祝って遊覧船をアピールする十和田観光電鉄の関係者

 青森、秋田両県にまたがる十和田湖で15日、観光シーズンの幕開けを告げる遊覧船の運航が始まった。競合する2社のうち1社が事業を廃止し、今年からは1社体制になる。
 十和田観光電鉄(青森県十和田市)が奥入瀬渓流に近い子ノ口(ねのくち)地区と乙女の像がある休屋地区を結ぶコース、休屋地区発着の周遊コースを運航する。所要時間はそれぞれ約50分で、11月14日まで1日最大計18便が出る。
 十和田湖の国立公園指定80周年を迎え、今年は7月に休屋地区で記念式典やマラソン大会がある。参加者の輸送にも遊覧船を活用し、湖の魅力を発信する。
 遊覧船を巡っては、経営破綻した青森市の会社の船を引き継いだ十和田湖遊覧船企業組合が2014年8月に運航を再開。労使対立などから今年2月に事業を廃止した。10年前、30万人以上いた利用客はここ数年、10万人台前半まで減った。
 初日は悪天候で予定した計11便が欠航した。十和田観光電鉄の白石鉄右エ門社長は「1社になっても湖観光のシンボルである遊覧船の位置付けは変わらない。年間12万5000人の利用を目標に安全運航に努める」と語った。料金は大人1400円、小学生700円。連絡先は同社0176(75)2909。


関連ページ: 広域 社会

2016年04月16日土曜日


先頭に戻る