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<参院選>宮城選挙区1減 迷う業界

 改選数が2から1に減る参院選宮城選挙区で、業界団体が候補者推薦の対応に苦慮している。再選を期す自民党の熊谷大氏(41)と4選を狙う民進党の桜井充氏(59)の両現職が激しい前哨戦を繰り広げる中、各団体はどちらを推薦すべきか難しい「踏み絵」を迫られている。

 県医師連盟が3月下旬に開いた執行委員会は、役員70人による参院選対応の協議が2時間たってもまとまらず、無記名投票の末、医師の桜井氏を推薦する方針を決めた。
 与党現職を基軸とし、民主党政権下の2010年は桜井氏、自民党が政権復帰した13年には同党現職を推したが、今回初めて与党現職の推薦を見送る。ある幹部は「改選数2のままなら双方を推薦することも可能だった。悩ましい選択だった」と話した。
 過去に改選数と同数の2人に推薦状を出してきた団体の多くが、投開票が有力視される7月10日まで3カ月を切った今なお態度を決められずにいる。
 県歯科医師連盟は3月下旬の評議員会で推薦候補を絞り込む方針だったが、結論が出ず先送りした。細谷仁憲会長は「医療に精通する桜井氏、政権与党の熊谷氏。どちらを選ぶか非常に悩ましい」と苦しい胸の内を明かす。
 13年参院選で与野党の両現職を推薦した県農政連は5月上旬までに組合員の声を集約し、判断する。担当者は「環太平洋連携協定(TPP)を巡る国会対応や野党結集の動きをどう評価するかが鍵。さまざまな意見が予想され、取りまとめは相当厳しい」と話す。
 県建設業協会は2月中旬の役員会で熊谷氏推薦を決めたが、桜井氏から出された推薦依頼についても5月中に取り扱いを決める。
 佐藤博俊会長は「公共事業を受注する立場として与党支援は自然の流れ」と強調する。一方で「桜井氏の実績を考えると、建設業界の力になってもらえそうな印象もある」と業界内部の複雑なムードを代弁した。
 宮城選挙区には幸福実現党新人の油井哲史氏(36)も立候補を表明している。


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2016年04月17日日曜日


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