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<G7財務省会議>秋保の観光 多言語発信

秋保温泉旅館組合が作製した9カ国語対応のQRコード付きパンフレット

 5月20、21の両日に開かれる先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議を前に、開催地の仙台市太白区秋保地区で外国人に観光情報などを分かりやすく伝える多言語対応の取り組みが進んでいる。市や地元の宿泊施設は導入を拡大し、外国人観光客の増加につなげたい考えだ。
 15の宿泊施設が加盟する秋保温泉旅館組合は、外国人向けに作製したパンフレットにQRコードを掲載。対応端末で読み取ると「温泉の入り方」「料理の食べ方」など6項目の説明文を英語、イタリア語、中国語など9カ国語で読むことができる。一部の言語を除いて音声読み上げ機能もある。
 6項目のうち「温泉旅館の快適な過ごし方『客室編』」では「床の間は装飾スペース。荷物を置く場所ではない」「布団の上げ下ろしは旅館の係がやってくれる」「基本的にチップは不要」などのマナーやしきたりを紹介している。
 仙台市は3月末までに秋保地区の秋保・里センターや秋保工芸の里など観光施設4カ所で、英語を併記した数種類の案内板を設置した。
 このうち、地図で周辺施設を紹介するイラストマップは縦1メートル、横2メートル。組合作製の9カ国語対応のQRコードも掲載し、観光情報の発信に役立てている。
 市によると、秋保地区での2014年の外国人宿泊者数は908人。東日本大震災で一時落ち込んだが、近年は回復傾向といい、G7会議をきっかけに一層の増加を期待している。
 秋保温泉旅館組合の佐藤勘三郎組合長は「東北のインバウンド(訪日外国人旅行客)事業は停滞しているが、黙って見ているわけにはいかない。G7会議を機に仙台が海外からクローズアップされ、秋保という街が認知されればうれしい」と話している。


2016年04月18日月曜日


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