宮城のニュース

<楽天>松井裕 9回4点差守れず

9回、ソフトバンク・吉村(右)に同点3ランを浴びた東北楽天・松井裕

 悪夢だ。
 東北楽天は打線がしぶとく逆転し、救援陣が締める理想的な流れで連敗脱出は目前だった。それが松井裕樹が九回2死から同点3ランを許すと、延長十二回には戸村健次がサヨナラ2ランを浴びてジ・エンド。しかも今季16打席無安打の吉村裕基に2発の大活躍をされる、野球漫画にでも出てきそうな劇的展開。「野球の怖さをまざまざと感じさせられた。非常にきつい」。百戦錬磨の梨田昌孝監督でさえ、想定外の負け方だった。
 「まさか松井裕が4点差を追い付かれるとは」と梨田監督。その言葉通り、九回をしのぎ切れなかったのが最大の敗因だろう。
 「最初でアウトを取れていれば流れが変わったはずだった」と松井裕。先頭の江川智晃に四球を出してから、徐々に勝ち運を逃した。後続を抑えて2死二塁までこぎ着けたが、内川聖一に詰まった当たりで中前適時打を許して1点を献上。そして2死一、二塁、代打吉村にフルカウントから低めのコースへ、決して甘くはない速球を投げた。だが、相手が一枚上だった。右翼へ流し打たれた白球はスタンドへ達してしまった。
 5連敗でチームはついに借金生活に入った。「自分の技術がまだ足りない。これから救援を失敗しないようにしないと」。試合後、松井裕の表情はただ重苦しかった。(金野正之)


2016年04月18日月曜日


先頭に戻る