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<全町避難>千葉の警官、双葉町職員に

双葉町職員として新たなスタートを切った村山さん=いわき市の町仮役場

 東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町の職員に仙台市出身の村山翔太さん(30)が採用され、4月からいわき市の仮役場で働いている。東日本大震災の後、千葉県警の警察官として被災地で活動。「東北のために働きたい」とJターンした。
 村山さんは仙台市内の高校、山形県内の大学をそれぞれ卒業後、千葉県警に入った。震災発生後は南相馬市や石巻市、陸前高田市などで遺体の収容や行方不明者の捜索に従事したほか、原発事故で無人となった福島第1原発周辺の自治体で警戒活動に当たった。
 「変わり果てた姿を見て、東北に戻ろうと思った」。30歳になるのを機に、社会人を採用している自治体の試験を受けた。
 第1原発が立地する双葉町は大半が帰還困難区域で、除染廃棄物の中間貯蔵施設も建設される。最も厳しい環境ともいわれるが「復興に向かって具体的に動きだそうとする姿にやりがいを感じた」と、縁もゆかりもない町に飛び込んだ。
 配属は教育委員会の教育総務課。「子どもがいてこそ、まちが成り立つ。双葉の子どもが成長できる環境づくりに少しでも役立ちたい」と新天地での貢献を誓う。


2016年04月18日月曜日


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