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<熊本地震>宮城県 心のケアへDPAT派遣

医薬品などを車に積み、熊本県に向け出発するDPATメンバー(左)=18日午後1時ごろ、名取市の県精神医療センター

 地震が頻発している熊本県などの被災地を支援するため、宮城県は18日、被災者の心のケアなどに取り組む災害派遣精神医療チーム(DPAT)を派遣した。メンバーは精神科医や看護師ら計5人。県精神医療センター(名取市)からワゴン車に医薬品などを積み、現地へ出発した。
 DPATは東日本大震災後に態勢整備が進み、災害での活動は初めて。現地調整本部の指示を受け、避難所の被災者や精神疾患患者らへの対応に当たる。長期派遣を想定し、1週間交代でメンバーを入れ替える。
 精神科医の角藤芳久センター院長は「家族や自宅を失った心の傷や避難所暮らしのストレスなど苦しみは計り知れない。大震災の経験を生かし、被災者をサポートしたい」と語った。
 県はまた、震災時に物資支援業務などを担当した職員4人を18日、熊本県に派遣。現地に同日到着し、物流ルートの確保など活動を開始した。
 震災以降、県内から熊本県に20世帯34人、大分県に10世帯23人が避難し、現時点で熊本13世帯18人、大分6世帯11人と連絡が取れていない。職員4人は安否確認にも取り組む。
 県は同日、土木部が被災家屋の応急危険度判定士4人の派遣態勢を整えた。保健福祉部は被災者の健康維持に当たる保健師チームの派遣準備を進め、高齢者や障害者、人工透析患者受け入れに備え県内の医療機関などの許容人数を確認中。
 村井嘉浩知事は定例記者会見で「宮城の復興は遅くなるかもしれないが、全力で恩返しする。震災時に前線で活躍した職員が現役でたくさんいる。蓄積したノウハウを生かしたい」と述べた。
 県は県庁1階の総合案内に募金箱を設置。県議会は熊本県議会に見舞金120万円を送った。各議員が1人2万円、議長、副議長は3万円ずつ出した。


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2016年04月19日火曜日


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