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小型DJ機器「GODJ」宮城発に世界が注目

約20カ国で販売されている「GODJ」(手前)と新型の試作機を操作する宮崎社長

 仙台市青葉区のベンチャー企業「JDSound(ジェイディーサウンド)」が開発した小型DJ機器「GODJ(ゴーディージェー)」が世界で売り上げを伸ばしている。持ち運びできる大きさながらバッテリーを内蔵した画期的なシステムで、約20カ国で1万台以上を販売。スピーカーなどを追加した新型機も開発中で、今秋の発売を前に注目を集めている。
 GODJ(定価5万9800円)は縦6.6センチ、横25センチ、厚さ1.6センチ。ターンテーブルになる二つのディスプレーを搭載し2012年12月に売り出された。13年12月に米国の音楽機器メーカー「モンスター社」の製品として発売されると、世界中のDJや音楽ファンの支持を集めた。
 開発中の新型「GODJ Plus」は、スピーカーやネットワーク機能などを追加。サイズはA4判ほどに抑えた。単独で音楽プレーヤーとしても利用でき、DJとは縁のない層にもターゲットを広げた。定価は現モデルより安い5万円ほどに設定する予定だ。
 宮崎晃一郎社長(44)は「持ち運べるDJ機器で、『高機能ラジカセ』でもある。5万台の販売が目標」と意気込む。
 新型機への音楽ファンの関心は高い。開発費を募るインターネットの「クラウドファンディング」を3月に始めると、5日間で1000万円を突破。目標の2000万円を超え、約2500万円に達している。
 JDSoundは、半導体ベンチャーの仙台事業所長だった宮崎社長が12年に設立した。東日本大震災の影響で事業所が閉鎖された後、「地元に残って復興に貢献したい」と起業。以前から構想のあったDJ機器の開発を始めた。
 製造は、新型機から石巻市の電子機器製造ヤグチ電子工業に依頼する。宮崎社長は「開発から製造まで『メード・イン宮城』で手掛けたかった。被災地から世界に発信したい」と話す。


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2016年04月20日水曜日


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