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<仙台牛>海外モー進 冷蔵空輸で販路開拓

タイの飲食店関係者らに提供された仙台牛のすし=1月、バンコク

 仙台牛を海外に売り込もうと、宮城県が海外プロモーション事業に力を入れている。1月にはタイとマカオで試食会を開き、現地の飲食店関係者に仙台牛をPRした。2年目の本年度も事業を続ける。県の担当者は「仙台牛ブランドを海外にも広め、輸出量を拡大したい」と意気込む。

 タイの首都バンコクの日本食レストラン「仙台庵」で1月26日にあった仙台牛セミナーには、県内の生産者や加工、流通業者らが参加。地元の飲食店関係者約20人を招き、ステーキやにぎりずし、ユッケなどを試食してもらった。
 今回の売りは「冷蔵牛肉」。仙台牛の品質の高さを売り込むため、輸出で一般的な冷凍ではなく、牛肉の新鮮さや味で上回る冷蔵牛肉でアピールした。
 冷蔵牛肉を空輸したセンコン物流(名取市)の担当者は「仙台牛の甘みや香り、滑らかな食感が一層際立つと好評だった。冷蔵空輸を武器に仙台牛を売り込みたい」と力を込める。
 県などによると、仙台牛の輸出はサーロインなど特定の部位に限られ、年数百キロにとどまる。タイは日系の進出企業が多く、地元の富裕層を中心に日本食が人気。バンコクでは和食を提供する飲食店が1000店以上あり、販路開拓が期待できるという。
 県は本年度、約900万円を予算化し、プロモーション事業を継続する。開催地域など詳細は検討中だが、県食産業振興課の担当者は「粘り強く品質の良さを売り込んで、市場を拡大していきたい」と話す。


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2016年04月21日木曜日


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