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<熊本地震>岩手DMAT 切れ目なく支援を

 熊本、大分両県を中心に相次ぐ地震で、岩手県が派遣した岩手医大付属病院の災害派遣医療チーム(DMAT)6人が現地での任務を終え、19日夜に岩手に帰還した。県は21日、2回目のDMATを派遣する。派遣要請に切れ目なく対応するため、医師会など6団体と「いわて災害医療ネットワーク」を設置した。
 熊本県南阿蘇村で避難所を回った岩手医大付属病院チームのリーダー山田裕彦医師(救命救急センター所属)は被災地の医療態勢に関し「東日本大震災の時と同じく医師も薬も不足している。エコノミークラス症候群などによる関連死を防ぐためにも、まだまだ応急支援が必要な状態だ」と語った。
 被災状況については「場所によって土砂崩れで主要道路がふさがり、支援物資が十分に届いていない地域がある。高齢者を中心に疲労で衰弱しないか気掛かりだ」と振り返った。
 派遣されていた県立胆沢病院のチーム6人も20日に帰還した。
 熊本県から要請を受け、21日に派遣されるのは県立中央病院(盛岡市)のDMAT5人。チームは現地の状況を見ながら熊本県御船町か阿蘇、菊池、宇城各市のいずれかの避難所に向かう。傷病者の手当てや医療ニーズの情報収集に当たる。
 中央病院の派遣は27日まで。26日〜5月2日は県立中部病院(北上市)のDMATを派遣する。5月1〜7日、6〜12日にもほかの県立病院のチームを送る。高橋幸代県地域医療推進課長は「オール岩手で熊本の被災地に必要な医療支援をしていく。DMATには震災で得たノウハウを存分に発揮して活動に当たってほしい」と話した。


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2016年04月21日木曜日


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