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<楽天>苦労人川本が結果

6回、代打で同点打を放ち、米村コーチ(左)とタッチを交わす東北楽天の川本

 東北楽天にラッキーボーイが現れた。移籍後初出場の川本が2度同点に追い付く仕事をし、九回の逆転劇につなげた。昨季オフにロッテを戦力外となり、テスト合格でプロの世界に生き残った33歳。「結果を出そうと準備していた。どんな形でも同点になって良かった」と笑みがこぼれた。
 5−7の九回、1死一、二塁で松井稼の適時二塁打で1点差に迫ると、流れが一気に変わった。続く代打伊志嶺が敬遠され、満塁となり打席が回ってきた。
 初球を強振するも、打球はゴロで三塁手の正面へ。万事休すかと思われたが、鬼崎が二塁へまさかの悪送球で三走が返り同点。なお満塁で、後藤の二ゴロが今度は二塁・浅村の本塁悪送球を誘い、運も味方に試合をひっくり返した。
 川本は1点差に迫った六回途中に代打で登場。今季初打席だった。2死三塁で中前に痛烈な同点打を放ち、エース則本の力投と梨田監督の起用に見事に応えた。「頑張っていた則本を援護できて良かった」
 試合後のヒーローインタビューではチームへの貢献を強調。「今後も試合に出られる喜びをずっと大切にしたい」と、一度どん底を味わった男が力を込めた。(佐々木智也)


2016年04月23日土曜日


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