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<bj仙台>地区V狙う 組織的な戦術浸透

練習で力強いドリブルを見せる仙台のホワイト(右)=22日、仙台市のHALEOドーム

 今秋のBリーグ開幕を控え、仙台はbj最後のレギュラーシーズンを宿敵・秋田戦で締めくくる。6季にわたって死闘を演じ、通算対戦成績は13勝11敗。プレーオフの戦いに弾みをつけるため、2連勝を狙う。
 今季、仙台の強みはリーグトップタイの1試合平均86.3得点を誇る攻撃力だ。チームは2月の4連敗を機に、幾つもあった攻撃パターンの中から、3選手が三角形のフォーメーションをとってから始める攻撃をチームの基本戦術と決め、磨きを掛けている。
 この攻撃は、パスを受ける味方の位置や相手の動きに応じ、さまざまな種類の連係プレーを繰り出せるのが特長。組織的な戦術がチームに浸透し、外国人選手の個人技頼みが減った。
 4連敗後は攻撃戦術の変更で12戦11勝の好成績。今週の実戦練習ではさらに、選手同士の距離感や走り込むスピードの緩急を意識するなど、細かい面で連係の質を高めた。菊池は「以前は足が止まっている選手がいたが、一人一人がボールに絡む回数が増え、シュートのリズムが良くなった」と手応えを強調する。
 秋田はロビーの鋭いドライブに加え、外には田口、大塚の好シューターが控え、日本人選手を乗せると破壊力を発揮する。日本代表候補の田口は今季、3点シュートのほかに、ゴール下に走り込んでパスを受けるプレーを増やすなど攻撃の幅を広げている。能力のある選手がそろうが、仙台も連係攻撃には自信があり、負けられない。
 今季は既に秋田に2勝しており、最終カードで1勝すれば通算成績の勝ち越しも決まる。それでも、河内ヘッドコーチは、昨季まで2季連続リーグ準優勝など実績では秋田が上だとして「挑戦者として戦う」。最大の好敵手に敬意を払いつつ、静かに闘志を燃やしている。(佐藤夏樹)

◎秋田戦プレーバック/今季は連勝

 ▽第1戦
仙台 94/20−22/78 秋田
      27−26
      21−9
      26−21
 ▽第2戦
仙台 86/17−21/80 秋田
      15−23
      27−22
      27−14

 今季初カード第1戦は仙台の堅守が光った。第3クオーターはわずか9失点。片岡が秋田のエースでシューターの田口を徹底マークし、試合を通じて11得点に抑えた。片岡は今季最多の23得点を記録した。
 第2戦は第3クオーターに一時20点差をつけられながら逆転勝ち。ホワイトがファウルトラブルに陥り苦しんだが、後半はディフェンスリバウンドを拾い、持ち直した。ボイキンが20得点、10リバウンド、8アシストでチームを引っ張った。(2015年10月17、18日、アウェー・由利本荘市総合体育館)


2016年04月23日土曜日


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