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東通原発直下の断層 規制委「追加掘削を」

 原子力規制委員会は22日、東北電力東通原発(青森県東通村)の新規制基準に基づく適合性審査会合を開いた。敷地内断層のうち重要施設直下にある小断層の一つ「f−1」について、活断層かどうか判断するためのデータが不十分だとして、追加の掘削による詳細な調査を求めた。
 f−1は原子炉建屋の北側から重要施設の取水路直下を通る長さ約380メートルの断層。東北電は会合で、試掘溝(トレンチ)で見られる破砕部の状態やボーリング調査などを基に、f−1と原子炉建屋直下の「f−2」を「活断層に該当しない」と説明した。
 規制委側は、f−1付近にある地形の高まり、地層の小さな断裂の存在を挙げ「理屈でなく事実を示さなければ判断できない」などと指摘。トレンチの拡張やさらなる掘削を要求した。
 東北電の笹川稔郎副社長は「周辺には既設の構造物がある。どこまでできるか検討する」と答えた。
 新基準は重要施設直下に活断層がある原発の運転を認めていない。規制委の有識者調査団は昨年3月にまとめた評価書で、データ不足を理由にf−1、f−2が活断層かどうか判断しなかった。


2016年04月23日土曜日


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