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<福島競馬>ウマ好き女子歓迎 企画続々

福島競馬場に設けられている女性限定の観客席

 女性客らを取り込もう−。日本中央競馬会(JRA)の福島競馬場(福島市)がファン層拡大に懸命だ。昨年から女性限定の休憩所などを設置。ゆるキャラ「ふなっしー」のトークショーをはじめ、イベントにも力を入れている。東日本大震災以降は開催日数が減少傾向にある中、試みは来場者維持につながっているが大きく伸びてはおらず、競馬場は今後も手綱を引き締める方針だ。

 「今日は何レース目から動こうか」。女性が紅茶を味わいながら語り合う。競馬場3階の休憩所。男性客はいない。「ウマ女」たちのくつろぎの空間だ。
 女性限定の休憩所は昨年の夏開催に合わせて開設した。飲み物1杯を無料提供するほかスイーツを販売する。同じ3階には女性限定の客席も用意されている。友人と休憩所に寄った福島市の会社員斎藤あすかさん(23)は「馬はかわいく癒やされる。男性の多い競馬場にあって、ここはゆっくり過ごせる」と笑顔だ。
 競馬場はグルメイベント、キャラクターショーなども展開。初心者対象セミナーは馬券の購入方法や競馬新聞の見方を説明する。春、夏、秋と行われる福島競馬は2011年、震災被害で開催がなかった。翌12年から再開されたものの、今年の開催日数は計20日間と10年より4日少ない。
 一方、今年の入場者は17日まで4日間の平均で1日1万1844人と、10年の平均(1万1684人)をやや上回る。場内の売上高は1日2億9728万円と、10年(2億8904万円)比で微増。競馬場は「取り組みに手応えを感じている」と説明する。
 注目の新人女性ジョッキー藤田菜七子騎手が、10日にJRA初勝利を飾った福島競馬場。勝見浩二場長は「ファンの裾野拡大を第一に試みを継続したい」と話す。9日に始まった春開催は23、24日の残り2日間。


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2016年04月23日土曜日


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