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東北主要企業「景気後退」大幅増25.5%

 東北の主要企業の4社に1社が景気は後退局面にあると考えていることが、河北新報社が今年3月に実施したアンケートで分かった。円安が一服し、株価は年明けから低迷しており、東北の経営者の間にも先行きへの不安感が高まってきた。2016年度の損益見通しについては、3割超の企業が減益基調になると見込んだ。

 景気の現状認識はグラフ(上)の通り。「緩やかに後退」「後退」と回答した企業は計25.5%で、昨年の調査に比べて20.0ポイントの大幅な上昇となった。「緩やかに拡大している」と回答した企業は27.6%で、昨年から33.3ポイントの大幅減となった。「拡大している」はゼロだった。
 自社の業況を半年前と比較した質問では、「やや悪化」が27.6%で昨年より9.1ポイント増えた一方、「やや改善」は24.5%で7.0ポイント減った。横ばいは41.8%だった。
 次年度の損益見通しはグラフ(下)の通り。16年度の見通しを「増益」「増益基調で横ばい」とみる企業は計51.0%で、15年度の見通しを聞いた昨年に比べて10.9ポイント減った。逆に「減益」「減益基調で横ばい」と回答した企業は計34.7%で、13.0ポイント増えた。
 安倍政権の経済政策アベノミクスが経営に与えた影響については「変わらない」が65.3%。「良くなった」「やや良くなった」は計22.4%にとどまり、「悪くなった」「やや悪くなった」は6.1%だった。
 アベノミクスによって大手と中小の企業格差が広がったかどうかを尋ねた質問では、「広がった」「広がりつつある」が計46.9%で、半数近い企業が格差拡大を懸念した。「変わらない」は27.6%だった。
 アンケートは東北の上場企業など123社を対象に3月上旬から中旬にかけて郵送で行い、97社から回答を得た。回答率は78.9%だった。


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2016年04月23日土曜日


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