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<参院選福島>野党共闘の行方が注目

 夏の参院選で改選数が2から1に減る福島選挙区で、野党共闘の行方が注目されている。各党は水面下で協議を続けるが、現職の増子輝彦氏(68)の擁立を決めた民進党からは、共産党との政策協定に否定的な発言が相次ぐ。共闘を呼び掛ける市民団体の対応が焦点で、現職で法相の岩城光英氏(66)が立候補する自民党は警戒を強めている。

 郡山市で17日にあった民進党福島県連の結成大会。代表に就いた玄葉光一郎衆院議員(福島3区)は終了後の記者会見で「(党の)理念が違う」と述べ、共産との距離を置いた。
 増子氏も10日、いわき市であった催しの後、「政策協定を結ぶ気はない」と取材に答えた。
 発言には共産も反応する。県委員会幹部は「120パーセントの力を出すため、お互いに気持ちよく協力しないと意味がない」とけん制。新人で党県常任委員の熊谷智氏(36)の立候補を、すんなりとは取り下げない可能性を示唆する。
 玄葉氏が「1人に絞るのは望ましい」と語るように、各党とも候補者一本化の必要性は共有する。
 鍵を握る学者らの「ふくしま県市民連合」は20日、民進、共産、社民との4者協議の状況を公表。「安全保障関連法の廃止」など目標に掲げる3項目で「合意した」と説明した。
 ただ共闘実現に向けては「具体的な方法を調整中」としており、まとめるための手法を模索している。
 一方、自民党県連は10日、郡山市でセミナーを開催。岩城氏への支持拡大で結束を図った。
 2010年参院選で岩城氏の得票は33万8265。政権党だった当時の民主は増子氏と落選の新人で計49万6209票を獲得した。
 セミナーでは公明党の若松謙維復興副大臣が得票数に触れ「従来のやり方では勝てない」と強調。根本匠衆院議員(福島2区)は「何が何でも戦い抜く」と現職閣僚の議席死守を叫んだ。
 「守りではなく、攻めるしかない」と自民県議。党関係者は「共産が加わればどうなるか」と共闘の行方に神経をとがらせる。
 福島選挙区には幸福実現党新人の矢内筆勝氏(54)も立候補を予定する。


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2016年04月24日日曜日


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