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病気の子ども預かりケア 被災地に保育室設置

開設された「じょっこおながわ」

 宮城県女川町地域医療センターは本年度、病児病後児保育室「じょっこおながわ」を開設した。仕事を休めない保護者らに代わって病気の子どもを預かり、体と心をケアする。子どもの成長や発達をサポートし、保護者の子育てと就労の両立を支援する。利用には登録が必要。5月2日から子どもを受け入れる。
 保育室は、医療センターに隣接する町地域福祉センター2階に設置。総床面積約560平方メートル。乳幼児のプレイコーナーをはじめ、食事スペースや本棚がある保育室、静養室、隔離室、トイレ、風呂を備える。
 利用条件は(1)子どもが病気中や回復期にあり、集団保育が困難(2)保護者の勤務などの事情で家庭での保育が難しい−など。
 預かる対象は町内の子どものほか、町外から町内の保育所や小学校へ通う子ども、町内で働く保護者の子どもらで、0歳〜おおむね小学3年。保育士2人と看護師1人がケアし、育児の悩み相談にも応じる。
 平日の午前7時半〜午後6時半に開設され、1日当たりの定員は6人。料金は時間帯や生活保護受給の有無などに応じて異なる。
 町は東日本大震災で大きな被害を受けた。震災前は病気中の子どもの面倒を見てくれた祖父母が亡くなるなど、子育て環境が変化した家庭が少なくない。
 医療センターは昨年1月、保護者約70人にアンケートを実施。病児病後児保育室の利用希望者が6割に上り、理由に「仕事を休めない」「子どもを見る人がいない」などの声があった。
 保育室長を担う医療センターの今野友貴医師は「女川の宝である子どもをケアするとともに、子育てに関わる全ての人が誰でも気軽に利用できる憩いの場にしたい」と話す。
 既に町民ら20人以上が利用登録した。オープンイベントが30日午前10時〜午後4時にあり、施設見学や事業内容の説明、保育士の紹介などがある。
 連絡先はじょっこおながわ0225(53)5511。


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2016年04月25日月曜日


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